私は1回目の脱毛後「次回は10週間後に来てくださいね」と言われました。
「え?10週後?そんなに開けるの?もっと間隔を詰めてきた方が早くヒゲ脱毛が終わるんじゃないの?」と、疑問に思いました。
そんな私に看護師さんは「毛周期が関係しているんです」と教えてくれました。
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毛周期とは?
毛周期とはヒゲなどを含む毛の生え変わりの周期のことです。体の部位や年齢などによって、周期の個人差があります。
ヒゲの毛周期は一般的に2か月程と言われています。2か月で、1つの毛穴で生まれた毛が成長し、そして退化し、抜け落ちます。
毛周期のサイクルは
- 成長初期
- 成長期
- 退行期
- 休止期
に分かれます。それぞれ解説していきます。
成長初期(成長期1)
毛母細胞という毛を作り出す細胞が増え始めます。
成長期(成長期2)
毛母細胞の分裂が更に活性化します。
退行期
毛母細胞の活動が停止し、毛根が退化します。
休止期
毛が抜け落ちます。
ヒゲ脱毛を行うのに最適な毛周期は「成長期(初期含む)」
医療レーザー脱毛では、メラニン色素(黒い色)に反応させてレーザーを照射します。メラニン色素が多ければ多いほど、レーザー照射が深く届き、脱毛効果が高くなると言えます。
成長初期や成長期は毛母細胞の分裂も盛んで、メラニン色素が多い状態になります。
そのため、成長期の毛に医療レーザーを照射するのが一番脱毛効果が高くなります。
レーザー照射の間隔を短くしても無駄打ちになってしまう
早くヒゲ脱毛を終わらせたいからといって、医療レーザーの照射する頻度を短くしたらどうなるのでしょう?
先ほど、メラニン色素が豊富な成長期の毛に医療レーザーを照射すると脱毛効果が高くなるとお話ししました。
医療レーザー照射の頻度を短くすると、前回レーザー照射した以外の毛がまだ成長していない段階で施術することになります。
成長していない毛にレーザーを照射しても脱毛効果は低くなってしまいます。
1回のレーザー照射で脱毛できるのは10〜20%
今見えている、皮膚から出ているヒゲが成長期のヒゲです。
この成長期のヒゲは全体の10〜20%と言われています。
ですので、1回レーザー照射を行ったからといってすぐにヒゲがツルツルにならないのはまだ10〜20%しか退治していないからなんです。
次の10〜20%の成長期のヒゲが生えてくるのは約2か月後になります。
私が「次回は10週間後に来てください」と言われたのは、このためだったのです。
人によって毛周期が異なるので、来院頻度は個人差があると思います。
まとめ
正直、早くヒゲ脱毛を終わらせたいという気持ちはあります。
10週間という頻度がすごく長く感じます。
でも、ヒゲ脱毛は長く時間がかかるということをこの記事でしっかり理解して、根気よく一緒に頑張っていきましょう!